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7/16
0700 折立登山口(1,350m)出発。上空は雲で覆われすっきりしない。
2,000m位登ったところで視界が開き雲が流れているものの青空が広がり剱岳の尖んがりがカッコイイ。
太郎平小屋を抜け薬師峠キャンプ場(2,294m)
1300到着。テント設営後、薬師岳往復出発。
石川さんはビールを飲みながらテント番。
荷物の軽さに幸せを感じ山頂を目指す。2,800mくらいから風も冷たく残雪を下に見る。
薬師岳山頂(2,926m)到着、薬師如来に無事を祈願して記念撮影。眺望にも恵まれ360°を楽しんで下山。
みんな揃ってまずは乾杯。しかも宇津野の誕生日、おっさん3人から祝ってもらう。ちとシュール。
夕食は豊田シェフによる肉三昧。味付けも完璧！テント内は鶴橋ガート下状態でおいしく頂きました。
7/17
0400 起床、朝食はラーメン雑炊、熱くてうまい。運動前に最適。頑張れる気持ちになってくる。
0500 出発、曇り小雨(1〜2mm)。
薬師沢小屋(2,000m弱)まで3時間けっこうかかる。黒部川は水量多く唸っている。
0830 雨は相変わらず2mm弱、入水する。わかっていたが冷たい。
赤木沢合流までジャブジャブ歩く、腰まで浸かることも、
巻きもあり。最終手段は対岸へ、豊田さん河童になってロープを張る。
宇津野も対岸10mへのロープ張りを試みるが岸から2mで即断敗退。ここで体力消耗は残りの人生が･･･。
結局、豊田さんに張ってもらいました。
ようやく赤木沢合流点到着。このあたりから雨もやみ遠くにガスってるところもあるが視程は十分。
水量もだいぶ少なくなり沢登りらしくなってきた。
大きめの滝を見るたび石川さんに大滝ですか？と聞くがまだまだの模様。
それでも立派な滝を幾つか越えて大滝到着。石川さんに聞かなくとも大滝だった。
滝の正面には同じ高さの岩壁があり横から覗く景色となる。
落差30mの轟音は狭く囲まれた空間で更に大きく響く。何かパワーを感じ手を合わせる。
大滝をあとにして水がなくなるまでひたすら登る。
足首高さの植物一面の斜面が現れその先に赤木岳の稜線(2,600m弱)であろう登山道が見えてきた。
大滝から長かった。石川さんほっとしたようだ。
テントを目指し北ノ俣岳は晴れてぎりぎりぎりで日差しを浴びる。
太郎山からは月明かりとなり2000到着。全行程15時間で無事完了。よく歩きました。
7/18
少しゆっくり起床して下る。
快晴2,000m以上雲一つない。
空も緑も鮮やかで高峰際立つ豪華なパノラマを眺め、植松ちゃんの癒し系会話は疲れも和らぐ。
岳友にとって貴重な存在でしょう。
折立到着。みなさん本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。(完）
宇津野裕臣
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