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当初2月10日に幻のカンテのアタックを計画したのだが、天候不順で2月17日に順延、こ
れも天候不順で中止になり、2月24日に再度順延したのだが、同行していただくはずの濱政
さんの都合が悪くなり、急きょ堀川さんにお願いをして同行していただく事になる。
ルートは岩の状態を考えて幻のカンテは諦め、中央陵を狙うことになる。
暗い中、ヘットランプをてらして避難小屋をめざすが雪が良くしまっていてすたすたあるける！
堰堤のあたりで明るくなってくる、この季節の大山では珍しい晴天だ！
避難小屋を過ぎて、そのまま樹林帯を突き進み別山中央陵の基部をめざす。
取付に先行者2名がいて話をすると、なんと去年息子と涸沢で知り合いになった浪速岳友ク
ラブの方達で、クライミングの練習方法の話で盛り上がる。
ロープを結びコンテでどんどん登っていく、尾根は雪がほとんどついていなくて岩はほどほど
に凍っていて最高のコンディションだ！
最終ピッチは切って、別山の頂に立つ。
そこから少し懸垂して吊尾根をわたり大山の稜線にでるが、日本離れした最高のロケーション
でした！
弥山のピークをそのまますぎて剣が峰をめざすが最高のパノラマでナイフリッジの上を歩いて
いるのを忘れてしまうほどの景色だ。
剣が峰からはまた来た道を戻り、避難小屋でコーヒーを飲み下山する。
無理に同行していただいた堀川様ありがとうございました！
東 勲
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