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天 候：
８月１０日 晴れ、
１１日 晴れのち曇り、雨
１２日 晴れのち曇り
１３日 雨
１４日 雨のち曇り、時々雨
費 用：穂高小屋･一泊二食付9000円／人、徳沢ロッヂ素泊まり･入浴付5000円／人、交通費5000円／人
８月１０日 ２２：００ ＪＲ大阪駅、モンベル前集合･出発
８月１１日 ０５：４５ 沢渡駐車場着、仮眠
０７：４５ 同、出発（バス）
０８：１０ 上高地着、給水、軽食
０８：３５ 同、出発
０９：２５ 明神着
１０：２５ 徳沢着
１１：３５ 横尾着、休憩
１２：０５ 同、出発
１６：００ 涸沢ＢＣ着
２０：００ 就寝
８月１２日 ０３：００ 起床
０４：５０ 涸沢ＢＣ出発
０６：２０ ５･６コル着
０７：１０ ５峰頂上着
０８：４５ ３･４コル着。３峰（５ピッチの登攀にロープ利用）は、リード･石川、氷見、中本、荻野、竹内と続き、アンカー・八木
１１：３０ ３峰頂上着
１１：５０ テールリッジを巻いて２峰頂上着、南側斜面･約１０ｍを懸垂下降
１２：１５ 前穂高岳本峰頂上着。昼食、休憩。吊尾根一般道へ
１３：２０ 紀美子平･分岐点通過
１５：３０ 奥穂高岳頂上着
１６：３０ 同時刻までに順次小屋に到着、２１：００ 消灯･就寝
８月１３日 ０５：００ 起床
０６：２０ 石川、氷見、竹内、荻野は涸沢岳・北穂高岳への縦走へ、
しかし強風と豪雨の為、小屋に引き返し涸沢BＣへザイテングラードを下山
０７：３０ 中本、八木、予定通り直接ＢＣへ下山
１０：３０ 先の４名、さらに徳沢まで下山、小屋泊。 残り２名は涸沢ＢＣ泊
８月１４日 ０５：００ （涸沢組）起床
０６：００ 涸沢ＢＣ撤収、下山
０８：４５ 横尾着
１０：０５ 徳沢着
１０：５５ 明神着
１１：４５ 上高地バス停着、合流
１２：１０ 同、出発（バス）、沢渡駐車場まで
１４：００ 白骨温泉で入浴（湯けむりの郷、700円／人）、近くのそば屋で昼食
１５：００ 大阪へ出発
２２：１５ 名神高速渋滞のためJＲ草津駅で解散
備 考：
アプローチは雪渓左側面からガレーへと回り込みコルを目指しトレースを登りつめてゆく。
途中、石ケルンも積んであり良い目印になると思う。
季節柄、白、黄、桃色など小さな花びらが点在していて心も和む。
登攀前夜、５･６コルでビバークしているパーティーのライトに気付く。
ここでは６−１０名程度なら十分にビバークできる広さがある、
ただしテントではそんな余裕は無い。
見間違えかも、４･５コルでもライトを見た様な気がした、また、ここもビバークできるが４−５名程度。
５峰は樹木もあり、斜面もきつくなくルートもたどり易い。
しかし４峰はそうはいかない、斜度ははるかに高まり長い、森林限界を超えている。
初登の私はルートファインデイングに慎重になる。
中本先輩の指示通りリッジからあまり離れずに奥叉白側の斜面を登る。
この時間、リッジを境に奥叉白側は日向となり涸沢側は日陰となって分りやすい。
ルート全般に渡り、浮石、ザレ、ガレーが続く、たとえ地中にめり込んだ岩と言え油断はならない。
取付きから登り始め、涸沢側のフェイスを登る先行パーティーが岩を落とす、それが岩雪崩となりルンゼ全体がテーブルクロスを引くようにずれ落ちていった。
その時の轟音はカール全体に響き渡り、多くの登山者が耳にしていた。
とにかく緊張が絶えない４峰の登りだった。
３峰の登りは５･４峰のトップでとても気疲れしたので、リードを石川先輩にお願いした。
ここで初めてロープを利用しての登攀となる。
安心感があり、しかもアンカーで少し楽しめ、一服もできた。
後続パーティーの一人が４峰の頂の尖頭に立つ姿が見える、彼の回り３６０度は空だけ、実に絵になる風景だ。
２峰、３峰から２峰に掛けてはホースバック･リッジ。
いつの間にか２峰南壁、懸垂下降支点に着いた。
― 懸垂後、前穂高岳本峰へはガサガサとのぼり移って辿り着く。
3090ｍの頂上はガスが通り過ぎてゆく、一般登山者と出くわす頂上で、皆さんと両手を打って健闘を称え、万歳ができた。
そこから穂高の小屋まではヒイヒイ･ダラダラ歩む、私は足の引きつり対策で歩行ピッチを落としてゆっくりと歩む。
― 穂高小屋、初めて泊まる、すごい混雑。
私には部屋はあまりに熱くリビングのソファーで寝た。
窓から夜空が見える、外に出てみると夜の静寂に満点の星、沢山の流れ星、そして巨大な北斗七星が小屋の屋根に横たわっている。
明日も好天かと思いや、雨と強風の大荒れの天気になった。
皆さん、お疲れ様でした。
たった一日の好天気、登攀成功できました。
ほんとうにバンザイでした。
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