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報告 山添(引網・山添ペア)
日本のヨセミテと呼ばれる「小川山」
岳友クラブに入会させてもらって、初の遠征です。
深夜に大阪を出発
長坂ＩＣを出て寄ったコンビニの駐車場で
富士山が雲の上に頭を出してくれて、テンションがあがります。
廻り目平キャンプ場に到着して設営を終えたあと、夜どおしの運転だったのでお昼前まで仮
眠
はやる気持ちでクライミングの準備をして、テン場を出発。
馬場さんから、「渡渉があるからサンダル持っていったほうがいいよ。」のアドバイスどおり、靴
下を脱いでサンダルでジャブジャブ渡渉。
沢の水が冷たい！
まずは簡単なルートで自信をつけよう！ということで
妹岩・竜の子たろう・5.8
私は初めてのクラック！
こ、これが、エイト？？？
簡単なルートで自信をつけるどころか撃沈（涙）
小川山グレードの洗礼を受けました・・・。
ジャミングの連続。
イタイ！イタイ〜〜！と大騒ぎ（笑）
八木さんからアドバイスをいただいたおかげで、なんとかトップアウトできました！
リードなんて夢のまた夢。 まずは離陸するのが大変でした。
さすが小川山。大変な混雑で、
目当てのマラ岩・川上小唄・5.8は待ちが６人も！
偵察のみで終わりました。
１ピン目の遠いことといったら・・・
翌日は尾根岩２穂「セレクション」 小川山名物ルートでマルチピッチクライミング
実は私はずっとフリーで登る予定でした。（マルチは概要を習っただけでしたので）
しかし急遽マルチをすることに。
マルチ初体験でセレクションを登るなんて・・・
知らないと何でもできます（笑）
引網さんに全てリードをお任せして、シングルロープ担いで恐怖と戦いながら登りはじめまし
た。
スタートは左側の短いフェイスから。
セカンドなのに、怖くて怖くて仕方なくて。
クラックルートからスタートした桂山さんが、「トップロープだから大丈夫！」と励ましてくれま
す。
スラブで足がブルブル震えます。 ミシンもぶっ壊れる勢い。
そしてチムニー。
これも初体験。
ザックが押えつけられパニック。
次は岩にロープが挟まり、引網さんが引っ張られて登れなくなるハプニング。
その後はビレイ中にロープが絡まりほどいてもらったりと、終始要支援状態。
全て登り切ったときは、達成感と皆さんに助けていただいた感動で、涙ぐんでしまいました。
本当にありがとうございました！
お天気にも恵まれ絶景のご褒美ももらい、本当にクライミングって最高！
そして50mロープ使い切る、まっさかさまの懸垂下降。
初めての経験の連続で、この3日間で経験値だけは跳ね上がりました。
連夜の宴会は、干物や肉の炭火焼。
ダッチオーブンでポトフやミネストローネ
ビール・ウイスキー・ワインで大盛り上がり。
一番美味しかったのは、朝採りのレタスやトマト、とうもろこし！
お土産にレタス買って帰りました。
朝食は東さんがホットサンドを焼いてくれて、あまりの美味しさに感動。
最終日は残念ながら雨でクライミングは諦めて、
美味しいアイスクリームと富士山が見える温泉を堪能しました。
ご参加の皆様には本当にお世話になりました。
最高に楽しい小川山でした！
追記 堀川(東・堀川ペア)
２日目は、４パーティーに別れての初級者マルチルートのセレクション！！
小川山名物？の取付きまでの道迷いの洗礼を受けてようやく取付きに到着！！
東、堀川ペア、桂山、杉村ペア、引網、山添ペア、八木、田中ペアになり、東チームと桂山チ
ームは右側のクラックルートからの登り始めとなりました。
１ピッチ目、
東さんのリードでスタートしましたが、５、８ルートと書いてましたが、東さんの登りを見ていると
どうも難しそうな予感が…セカンドで登り始めましたが、やはり私には出だしから難しくて、２、３
回のテンションをかけてやっと登ることが出来ました。
あまりの必死のために、Ａ０したらよいなどと思いもつかず(笑)
２ピッチ目、
５、８のスラブルート、東さんに「少し厳しそうやけど、リードでいく？」と聞かれましたが、怖いの
でパス(笑)ビビりつつセカンドでクリア。
３ピッチ目は、
チョックストーンのルート、またまた東さんに「４級くらいやしリードでいく？」と聞かれましたが、
チョックストーンの所がどんな感じか分からないし、カムも使ったことないしでパス(笑)でも、後
で思えばこのピッチが一番登りやすかったので、リードしておけば良かったと後悔。。。
４ピッチ目は、
またクラックルートここも５、８とのことでしだが、やはり少し難しそうです。
東さんの登りを目に焼き付け、何とかノーテンで登りました。
５ピッチ目、
ここは５、７のトラバースルート。
またまた東さんに「リードでいく？」と聞かれましたが、前を行く別パーティーの、トラバースの
ナッツの連打を見て、『これはアカン！！落ちたら死ぬし！！』とか思い、東さんに行ってもら
いました。
でも、結局東さんはトラバースのところは、カムを２つほどセットしたのみで実際、行ってみると
思ったほど怖くはありませんでした。
いよいよ最後の６ピッチ目、
ここはなんと！！５、９のクラックルート！！
東さんの登りをビレイしながら、それこそ必死で目に焼き付けて、セカンドで登り始めました
が、これまでの５、８でもあんなにも難しかったのに、果たして登りきれるのか？？
不安になりながら、でも途中でのぼれませーーんも言えないので、落ち着いて、落ち着いてし
っかりと足の置き場等を考えながら、気合いと根性で登り切りました！！
でも、登りきった先には、絶景が待ち受けてましたぁ〜！！
オールセカンドでしたが、よく頑張ったぁ〜としみじみ(笑)
上で、引網、山添ペア、桂山、杉村ペアと合流して、降りることになりましたが、東さんが「降り
たら小川山レイバック登りに行くで〜」と言ったのですが、他のチームは、もうセレクションでお
腹一杯とのことで、東さんと私で行くことになりました。
下に降りると、途中敗退した、八木、田中ペアがいたので一緒に行こうと言うことになり、4人で
これまたプチ道迷い？しながら、小川山レイバックへと到着！！
小川山の人気ルートらしく、とても綺麗なクラックルート！！
先に１パーティーいましたが、ずっと登ってるので、どうぞと譲ってくださいました。
東さんがリードでグイグイと華麗な登りを見せてくれて、意図も簡単にオンサイト！！
トップロープをはってくれました。
とりあえず、田中さんがチャレンジです。
出だしのレイバックを頑張ってましたが、力尽きてしまい終了。。。
その間に、九州から来たと言う別パーティーが到着して、順番待ちをしています。
いよいよ、私の番ですが待たれてるし、とりあえず触れるだけでもいいやと思い、取りついたの
ですが東さんに「上まで登って回収やで！」と言われ…『いやいや無理やん、もうセレクション
で腕がヘロヘロやしって』思いつつ、「とりあえず行けるところまでは頑張ります！」と登り始め
ました。
東さんが下から的確にアドバイスをくれたので、「アカーン」「ムリー」とわめきつつ、下からの
「ガンバ〜」の声援を背に受けながら、なんとか登り切ることが出来ました！！
終了点を回収して、降りてきたときは何とかノーテンで登りきれて良かったと〜と、とても嬉しか
ったです。
後で田中さんに聞いたところによると、九州の方たちは、たくさんのガンバ〜の声援をしてくれ
てたのですが、「１ガンバ百円やな」、と、言っていたそうです(笑)そして、「アカーン」、「ムリ
ー」と言いつつ、登る私は「悲観型」なんだと(笑)
今回は初めてのクラックデビューでしたが、とても楽しかったです。
そして、カムを使う練習もしなければならいことを実感しました。
色々なことが勉強になった小川山合宿でした。
また、小川山へは行きたいと思いました。
堀川
追記 杉村(桂山・杉村ペア)
1P
くの字クラック 桂山さんリード
先発の東さん、堀川さんペアの奮闘ぶりを見てびびる。
やめるなら今のうち…とよぎるも、桂山さんカムを掴んで渾身のA0突破。
この時、引網さん&山添さんペアと八木さん&田中さんペアが左のルートから1P 上がってきた
ようで、
終了点手前で渋滞。
杉村からは誰の姿も見えず、取りつきで寂しく待機。
待ってる間、2P のスラブでうなる山添さんと激を飛ばす八木さんの声が聞こえてきて、不安に
なる。
2P
ダイヤモンドスラブ 杉村リード
八木さんからスタンスは小さくとアドバイスをいただく。
離陸に少し緊張したものの、あとは少しのくぼみを見つけて着実に足をあげていった。
ランナウトが怖かったので、黙々と登り続けた。
長いスラブが短く感じた。
駒形で「斜陽」を登ってて良かった！
3P
チムニー 桂山さんリード
ここはスイスイ。
山添さんが落とした時計を桂山さんが無事回収。
4P
オフウィドゥス 桂山さんリード
引網さん&山添さんペアのロープが途中でスタックして動かず難儀している。
やむなく桂山さんが登ってロープを緩める。
(引網さん&山添さんが最終ペアでなくて良かった。)
そして私は、回収してひっかけたはずのカラビナを落とす痛恨のミス。
しっかりとギアループにかかっていなかったために、途中で外れてしまったようだ。
人に当たらなくて良かった。
5P
クーロワール 杉村リード
ここは簡単。
練習のためにカムをひとつ噛ませて頂上到着。
感想:
小川山の5.8は思ったら以上に厳しかったです。
それと、カムはきちんときかせられれば、静過重ならある程度信用できることがわかりました。
2P のスラブをリードできて嬉しかったです。
次は正規の5P (トラバース)と6P(Ｙ字クラック)にもチャレンジしたいです。
追記 田中(八木・田中ペア)
★セレクション感想★
１ピッチ目の支点のところで大渋滞。
八木さんは暑さにやられてフラフラ、そして私はスラブにやられてリタイアしてしまいました。
（＞＜）
杉さんの「斜陽やっててよかったあー！！」という声に、「げげっ、斜陽ぉぉ…！登れてないわ
あぁあ、、たぶん無理やゎ、、。」
そんな気持ちでのぞんだスラブ。
二回目トライで見事に落ちてしまいました。
根性が足りない(-_-;)。
明らかに練習不足。
この一言に尽きるのでした。
小川山は本当に、クライミングパラダイスでした。
次回チャンスあらば再度トライしたいです。
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