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雪彦山のマルチはまだまだ早いきっと寒いよ、の意見もあったが、でも行くことになった。
岩肌に氷は張りついていない。所どころ僅かに残雪が見られたが、クライミングには全く支障はなかった。
参加者は9名、前夜発で2台の車に分乗して移動する。
展望台でいつものように地蔵岳、三峰、不行岳の全景を眺め、楽しむ。
パーティ分けは3、2、2、2の4パーティとなった。
ルネッサンス+加古川〜紅稜会ルート(東、木本)組、加古川ルート(丸山、三笠)組、他の2組は加古川〜紅稜会ル
ーとをつなぐルートを登ることになった。
展望台から一般登山道をちょっと行った先の、分岐点から取り付き点までのトラバースはフィックスロープが張ら
れて良くなったが、それでも緊張する。
東、木本組がルネッサンスに取り付いて、先頭を切って勢いよくスタートする。
加古川ルートと加古川〜紅稜会ルート3組があとに続き、登攀開始の雄叫びが雪彦山の谷間に響き渡る。
雪彦山は今回初めてのものもいて、終了は14時過ぎであった。3ピッチ目で時間をくったようだ。
東、木本組は予定通り全てフリーで2本を登るが、加古川〜紅稜会ルートはオンサイトであった。
帰りは雪彦温泉・ラドン温泉に入って疲れた体を癒す。
きびしかったが全員が完登できて、これから暖かくなってきて快適なマルチが楽しめるだろう。
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