冬季・槍ヶ岳
山　　名	：	北アルプス・槍ケ岳
期　　間	：	平成２２年１２月２８日〜３１日
メンバー	：	石川（CL）、烏日勒、井出
報　　告	：	井出
28日は美濃加茂からチェーン規制で雪。 ひるがの高原SAでは完全に雪。 対向車線での事故も目撃、慎重な運転を心がける。 高山〜新穂高までも各所で除雪作業車が入っている。 峠付近は4WDでも何とか。 29日2時間程度仮眠の後にパッキングして出発。 登山指導センターで届けを出す。天候がすぐれず雪崩の危険がある為、登山者全員に対して「くれぐれも慎重な行動と勇気ある判断を！」と声を掛けていた。
新穂高温泉で出発の準備				穂高平避難小屋
最初の歩き出しはかなりしんどくて、穂高平避難小屋の小屋内で一休み。 以後はひたすら歩くのみ。 降った雪が柔らかく、そんなに踏み固められていないので、3人で順番にトップ交代。 白出沢出合いからは登山道になる。 さらに雪が深くなり時々股までハマル。 下山してくる人達は皆「年末にかけて天候が悪化する為、下山します」とのコメント。 しかも槍平から先に行った人は誰もおらず、トレースもないらしい。 一体どこまで行けるのやら・・・。
滝谷避難小屋までがなかなか遠く、井出はフラフラでした。 だいぶ遅れた為、小屋に着いた石川さんと烏日勒さんが戻ってくれて、井出のザックを烏日勒さんが担いでくれました。（申し訳ないです）。 既に時刻は16時、その日は滝谷避難小屋でテント泊。 先客3名、テント（〜2名用）2張り。 幸い4テンが張れるスペースが空いてました。 テントが張れれば快適です。 烏日勒さんのご飯は全てラーメン（CUP・インスタント）なのにはびっくりでした。 しかも、一食でラーメン3個を召し上がってました。 ラーメンが大好きとの事です。
				滝谷避難小屋
30日はどこまで行けるかは分からないが、兎に角2,400ｍ（当初の幕営予定地点）を目指して出発。 装備はピストン用。 槍平のキャンプ地から先にトレースが無い。 ルートのマーカーも全く見当たらない。 仕方ないが烏日勒さん先頭でラッセルを1時間と少し。 結局時間となり、槍平小屋まで戻り、滝谷避難小屋へ戻る。 天気は変わらず雪。 来たトレースも帰りには消えかけている。 天候の回復が見込めない、明日は下山。
槍平小屋
31日下山開始。
滝谷・藤木レリーフ
朝は一瞬視界が晴れる。 石川さんがこの期を逃さず写真撮影。 白出沢までの間で「石川雪塾」が開かれ弱層テストや雪面登攀などのご指導をいただきました。 帰路は入山者が増えた為か、足元の雪が踏み固められており普通の道の状態。 とっても歩きやすい。
新穂高温泉
昼前には新穂高に到着。 次回、計画する際は取り付きまでのしアプローチの日程を増やしたほうが良さそうです。 天気は今一つでしたが、大幅に荒れ狂うことも無かったため雪山気分は味わえました。 石川さん・烏日勒さんありがとうございました。
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