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９月２１日 快晴
現地時間AM9：02、ユナイテッド航空ＵＡ886は無事にサンフランシスコ国際空港に到着。
学生時代3年間日本に滞在した日本語の上手なMr．Ｄａｎの出迎えを受け、彼のドライブでAM10：10空港を出発。
途中、トイレ休憩を入れPM1：00マーセイドのスーパーで買い出し、その日のうちにサンフランシスコに戻る。
Mr．Ｄａｎのために昼食は簡単にマクドナルドで済ませPM2：00マーセイドを出発、
PM3：00頃ヨセミテ国立公園に入園、通常ならばＵＳ$20の入園料が必要ですが、帰りにツアーバスを利用することを告げるとフリーに。
真っ直ぐにそそり立つエルキャピタンに圧倒されながらPM4：00頃キャリー・ビレッジのテントキャビンにチェックイン。
テントキャビンの前がシャワー室とトイレなのは好都合でしたが熊対策のため、水以外の飲料水、化粧品、シャンプー類に歯磨きクリームまでも少し離れたロッカーに毎日置いたり出しに行ったりと大変。
もちろんテントキャビン内での飲食は厳禁、キャリービレッジ内での自炊も禁止、熊とトラブルを起こすとUS$150の罰金です。
ガスボンベを求めてマウンテンショップへ、ついでにスクールのことを尋ねるとスタッフは既に帰っており明朝再訪問することに。
長旅の疲れもあるので隣のピザ屋さんで夕食、途中買い出ししたビールとコーラでヨセミテにカンパイ！ 就寝PM10：00.
９月２２日 快晴
AM6：30起床、マウンテンショップで明日のガイドクライミングを予約(6時間 US$135/人)した後、公園内を無料で巡回しているシャトルバスでスワンスラブへ、AM11：00クライミング開始。
スワンスラブ・ガリー5.6、ペンロープス・プロブレム5.7をオンサイト。
昼食後PM2：00よりまず國さんがスワンスラブ・チムニー5.5をリードしてトップロープをセット、グランツクラック5.9、アップネームド・シンクラック5.10Aをトライ、PM5：15クライミング終了。
持参した散らし寿司のもとで作った散らし寿司とレストランで注文したサラダとチキンが夕食メニュー、ここでは持ち込みもOK！
ケチャップにマヨネーズ、その他の調味料、さらに使い捨てのフォーク、ナイフ、スプーンも揃っており VERY GOOD ！
９月２３日 快晴
AM6：30起床、AM8：30マウンテンショップへガイドのミスター・ビルの車でまずはマヌーレパイル・バットレスへ、無名ルート5.6でウォーミングアップ、なんとビルさんはアプローチシューズのまま。
マルチで上に抜けるつもりが人が多いので1ピッチで懸垂下降、次にアフターセブン5.8をトップロープでトライする。
あまり人気が無いのか下部は苔こけで滑すべ、ビレイヤーの手を得て何とか脱出、あとは快適なフィンガーとフェイスのクライミング。
(旅の同行者)河原さんは右となりのジャストドゥ・ドゥイット5.10Aをトップロープでトライ、そしていよいよエルキャピタン・ベースへ。
橋の上からは有名なノーズのクラックが見えワクワク、写真を撮るにもワンショットでは収まらない。
エルキャピタンの左側を回り込んで登ったテラスがパインライン5.7、テラスからの眺めを楽しみながらトップロープでトライ、あっという間の6時間でPM3：45終了。
早くにテントキャビンに戻れたのでとなりのハウスキーピングキャンプにあるコインランドリーに國さんと二人で洗濯とシャワーにシャトルバスを利用したにもかかわらず遠回りしたため、歩いて帰る道は暗く國さんのパンツを流失したのも分からずゴメンなさい、國さんパンツに名前を書いてました・・・？ 就寝PM10：30
９月２４日 快晴
AM7：15起床、目覚まし時計はAM5：00にセットしたはずなのに・・・
時計は日本時間のままだわ！ と河原さん。
楽しみにしていたアワニーホテルの朝食バイキングへ、続々と同じ方向へ人が進み、ホテルのレストランの前は順番待ちの列、朝食といっても昼食も兼ねたブランチバイキング、ピアノの生演奏付きのゴージャスな雰囲気、時間を忘れてゆっくりと食事を楽しみ3人ともハイキングはすでに頭の中から消えており、グレイシャーポイントへはツアーバスを利用すること。
PM1：30の出発まで時間があるのでAM10：30ホテルを出発して、この時期雪解け水も無くなり涸れたヨセミテ滝の近くにあるファインオープンブックとサニーサイドベンチを偵察、滝手前にあるファインオープンブックは白いカラビラを描いた杭を目印に上に登って行く。
PM1：30ヨセミテロッジ前からツアーバスが出発、日本では味わえないグレイシャーポイントからの絶景を堪能後、PM4：00過ぎごろツアーバスでキャリービレッジに戻り再びシャトルバスデアワニーホテル近くのピクニックエリアに行って持参したラーメンに満足。
キャリービレッジへの帰りに熊の親子がいるからとシャトルバスが停車してくれたのに近眼の私には広っぱが見えるだけ、残念。
ヨセミテの夜空は星がいっぱい、就寝PM10：00.
９月２５日
AM5：40起床、AM7：30キャリービレッジを出発してファインオープンブックへ。
ルート探しと順番待ちで3ピッチのマンジャイネラ5.6にまず河原さんが取り付いたのがAM10：40、2ピッチ目をリードさせてもらって終了点を見つけた時はホット。
下降はトレイルがついており取り付きに戻れたのがPM1：30、昼食後、時間もあまり無いのでショートルート多いスワンスラブへ移動。
レナズ・レイバック下部5.7、同上部5.9を河原さんがリード、上部をトライするがむずかいしいようで右側に逃げて立ち木に終了点を作り私たちはトップロープでトライさせてもらう。
PM5：00頃、夕食のためにキャンプ4に移動、PM7：00前頃キャリービレッジへもどる。
シャトルバスの中で、クラックのむずかいしさを感じてました。
あ〜ヨセミテに来てもタメ息ばかりで〜す。
今日も星がきれいです、就寝PM10：30。
９月２６日 快晴、午後時々にわか雨
AM5：45起床、AM9：00頃サニーサイドベンチ到着、ルート探しに15-20分かかりやっとジャムクラック下部5.7をトライ、離陸が核心でカムを2箇所使って支点を作り何度かテンション、やっとの思いで抜けた後は快適、でも5.9ノジャムクラックは敬遠、ペツルとクサリのりっぱな終了点にトップロープをセットして左隣の無名ルート5.10B、5.10C、5.10Aをトライ、重いギアも無くトップロープの安心感から思い切りトライできて満足。
さらに左にあるレモン5.9のルートを3人パーティがトライしているのを見学、なかなか離陸が難しく、見ている私たちにも力が入ります。
PM4：40頃キャンプ4で夕食を楽しんでいると現地で初めての日本人クライマーが声をかけてくれ、クッキー・クリフをトライしているそうで一か月ほど滞在しているとのこと。
ヨセミテは最低でもこれ位滞在したいところですね、その時は犬と主人を連れてこないとダメですが。
９月２７日 快晴
AM6：00起床、あっという間のヨセミテでした。
もしペツルやボルトを打ち込めるならもっと多くのルートが作れそうな岩場が溢れています。
でも岩の弱点をたくみに利用しながら自己責任の下、自分が競ってした支点に体を預けて登って行くクライミングの原点に触れたような思いてこんな場所、こんなルートも必要だなと感じながらサンフランシスコに向かうカリフォルニアパーラー・ツアーバスの車窓からどんどん後ろに流れるヨセミテにｓｅｅ ｙｏｕ ａｇａｉｎ．
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